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目の症状と病気

【ドライアイ】

 

涙が少ないだけでなく、涙の質が悪くなることで、目の表面(黒目や白目)に傷を生じます。コンタクトレンズ装用、エアコンやパソコン・スマートフォンの使用、高齢化で患者さんは増えており、40歳以上の20%近くがドライアイといわれ、少なくても1,000万人以上がドライアイということになります。

シェーグレン症候群などの自己免疫疾患や、スティーブンスジョンソン症候群などの病気により涙腺が破壊されて、涙がほとんど出なくなる重篤なドライアイもあります。

【症状】目が乾く、ゴロゴロする、ショボショボする、疲れる、など様々です。「何となく見えづらい」など視機能の異常をきたすこともあります。失明につながる病気ではありませんが、日常生活での不自由を起こします。

 

【治療】完治する病気ではありませんが、点眼などの治療を続けることで、生活の質を落とさないようにします。

ドライアイのタイプによって治療法は変わり、「悪化要因の除去」と「点眼薬による水分の補充」、そして「その他」に分けることができます。

・悪化要因の除去:空気乾燥に対して加湿器を使う、コンタクトレンズの装用時間を短くするなど工夫します。

・点眼薬による水分の補充:人工涙液やヒアルロン酸製剤などで水分を補います。近年、涙の安定性を向上させる点眼薬が登場し、ドライアイのタイプに応じて点眼薬を使い分けます。重症のドライアイでは、涙の排出口にフタをする「涙点プラグ」などの治療もあります。

・その他:目を温める「ホットパック(温罨法)」や、涙の蒸発を防ぐ保護メガネの使用が有効な場合があります。

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